設計コンセプト

40年余りの歴史を有する公団高根台団地（4,650戸）の玄関口にあたる駅前施設街区は、昭和30年代そのままの駅前マーケットとして親しまれてきたが、時代のニーズから取り残され、老朽化も進んだため、全面的更新が図られることとなった。
全体計画においては、駐車スペース、ショッピングセンター、商店街、広場、公民館等の配置と、これらを結ぶ歩行動線の計画に周到な検討を加え、デザインの面では建物外観、デッキや出入口等ヒューマンスケールの要素に、明快かつ親近感の持っているモチーフと素材を用いて、往時の庶民的賑わいに現代風のアニメティと機能を加味した空間を創出した。

建物概要