PickUP Project 01 東日本大震災復興支援関連事業

2011年3月11日に発生した東日本大震災。
私たち環総合設計も東北支所を中心に、建築事務所としてできることを模索しながら、復興支援に尽力しました。その中から「宮城県内の公共施設の被害調査」、「原発避難者向け災害公営住宅の供給検討調査」をご紹介します。

東日本大震災復興支援に関連したプロジェクト一覧


宮城県内の公共施設の被害調査 東北支所

東日本大震災により被災した復旧交付金申請補助業務の一貫として、宮城県の仙台市・石巻市・亘理町にある小・中学校や公共施設の被害調査を行いました。
壁面のクラックやコンクリートの剥離、基礎杭の調査、地盤沈下など地震による被害を調査し、報告書・改修図・積算資料を作成。
建て替えが必要なのか、補修で再び使えるようになるのか。迅速な復興を進めるために、重要な調査を担当できたことは意義のある時間でした。

仙台市
教育委員会

【大規模被害調査】八軒中学校/蒲町小学校/南光台東小学校

【施設事後調査書類整備報告書作成業務】
加茂学校給食センター/住吉台小学校/荒巻小学校/長命ケ丘小学校/中山中学校/折立中学校/将監東中学校/南吉成中学校

石巻市
教育委員会

【詳細調査及び報告書作成業務】門脇中学校/稲井中学校

亘理町
教育委員会

【詳細調査及び報告書作成業務】中央公民館/佐藤記念体育館/武道館


原発避難者向け災害公営住宅の供給検討調査 本社

福島第一原発事故により、避難を余儀なくされていた被災者の方々は、福島県内外において不便な仮住まい(応急仮設住宅)での居住を強いられていました。早急に大量の住宅を供給するために、2年間の調査で43地区について、諸条件の確認(都市基盤の調査・レベル差調査等)を行い、基本計画の策定を行いました。
この調査業務で福島県内で計画される4890戸の公営住宅のうち約70%にあたる、3450戸について検討をし、現在(H27.11月時点)入居に向けて工事が進められています。その内、いわき市の公営住宅において基本・実施設計に携わることが出来、より良質な住宅を、より早く供給するために奮励しています。

いわき市復興公営住宅鳥瞰図

いわき市復興公営住宅集会所

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